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2017
02
13

思いつき・シンデレラの義母と義姉はツンデレ説

というわけです。裏付けなんてねぇよ。
元ネタだとかネズミーとか各バージョンの差異は関係ないところでの話。

さて、前提としてシンデレラは貴族の娘である。それも結構高位に位置するところの嫡子である。
そうじゃないと王宮主催の舞踏会なんて呼ばれない。某アンサイクロペディアもそう言ってる。

で、お話ではそれを奪うつもりかのような義母・義姉の振る舞いであるが、ちょっと待っていただきたい。

まず、父が話に出てこない。死んだとも出てこない。ということは、生きていて家内を任せるために再婚したと思われる。

では、その帰って来れない仕事とはなにか。前述の通り格が高い貴族が付く役職として、外交官ないし対外国部隊の将ではないか。それが定期的にも帰れないとなると、その国は戦時状態、非常事態である。

時代的に封建制と考えられるので、重要な仕事の場合、たいがい家=仕事である。教育も含める。だが跡継ぎもいない。

そして舞踏会。王子が国内貴族から妃を得るかのような義母・義姉の物言い。可能なら箔付けのため上位の大国や友好政策で近隣から娶るべきであろう。

上記二点を持って、その国家は四面楚歌の状態であると思われる。



つまり、シンデレラの立場とは
周辺国から潰されかねない国の貴族であり、重責のある親の責を取って連座されかねないという立場になる。女子だから免れるかもしれないけど。というか、婿を取るべき立場なのに父がそれどころではないのだ。

で、義母と義姉が出てくる。
義母はいい歳の子持ち、前述の父の立場から同僚か部下の未亡人と思われる。軍人の可能性が高まる。

まあ、とりあえず安定した生活が送れるようになったわけだ。国外情勢からして薄氷の上ではあるが。このことから大きな恩を当主であるシンデレラの父(旦那だけど)とその一粒種に向けてもおかしくはない。

それはともかく下働き扱いされる。

下働き自体は、より上位の子女に付いて家内の仕事を知ったりするために行われる可能性があるが、舞踏会に出られる年齢=成人しているので、ちょっと遅くないだろうか。

つまり、「いざという場合は下女と偽装させて責を負わせない」ためにしていたのではないか。しかも、そのいざという時がかなり近い可能性。美しいとされる当人を灰かぶりと言われるほどに汚らしくしているのだ。

ツンデレの1が出てきた。

ではその2
なんだかんだで舞踏会に出て見初められたシンデレラ。
なんだかんだで靴を残して帰ってしまう。

見初められてしまったのだ。デコイとして義姉が数人いたのに。外国のお嬢も来ていた可能性はあるが駄目だったことに違いない。

その結果グロ注意とか言われる足を切ったりするエピソードが入るわけだが、これはツンデレ説であると考えると、「自らの足を切ってでもシンデレラに注意を向かせない」という悲壮な覚悟が感じられる。ツンデレってか義に厚いだけな気もしてきた。

最終的には本人が名乗り出てしまうわけだが。

結果、幸せに暮らすことが・・・できるわきゃない。四面楚歌な状態で対外政策上重要な家の娘を妃としたのだ。父が外交官だった場合は事実上その家の存続は厳しい(もう帰れない)と上層部は取るし、軍人だった場合、軍部の発言力が強まることが簡単に予想できる。結果はまあどっかの戦線で疲弊したところを他から攻められ陥落、首脳部はまあいわずもがな。

戦国ではよくあること。

ということで終わり

<追記>
第二以下の王子でも使えると思うの。

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2017/02/13 (Mon.) Comment(0) その他諸々

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